特定非営利活動法人 奄美機能性食品開発研究会

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理事長挨拶

このたび、特定非営利活動法人(NPO)奄美機能性食品開発研究会を設立いたしました。

この法人の設立の目的は科学的根拠のある、機能性食品・健康食品を提供するための、原材料の研究、原材料の栽培、食品の臨床的有用性の検討、販売システムの構築などを通じて奄美が健康食品産業の島々になるのを援助することです。

がんはわが国における死亡原因の第一位です。PET, MRICT,  腫瘍マーカーなどによるがんの新しい診断技術の進歩、手術療法、制癌剤による化学療法、放射線療法などによる治療法の開発には目を見張るものがありますが、がん死が増加し続けています。
がん補完代替医療ガイドブックによれば、主として、再発がん、難治性のがん患者さん、化学療法や緩和治療の治療歴のある 患者さんは西洋医学の治療を受けながら、同時に補完代替医療(民間療法)を取り入れており、補完代替医療の内容はほとんどがいわゆる健康食品です。

約6割のがん患者さんは主治医に相談なく科学的根拠、臨床データーがあいまいな食品になんらかのメリットを求め、自己判断で摂取しているのが実情です。

さらに、がん、高血圧症、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病対策のためには生活習慣の改善に加え、科学的根拠のある健康食品・機能性食品が求められています。

奄美群島における長寿の要因として生活習慣、特に食生活が無視できないことは周知の事実ですが、これらの奄美での食経験のある食材に加え、奄美の自然界に自生する植物には、抗癌作用、抗肥満作用、アンチエイジング作用、などを有する貴重な化学物質が豊富に含まれていることが科学的な分析で明らかになっています。

これまで多くの奄美の人たちは、このかけがえのない土壌、気象条件を生か した農産物の栽培による奄美の活性化の努力を続けておられます。

本NP0準備室ではこれらの農作物生産者の方々、奄美の市町村の方々、大阪大学、琉球大学などの臨床医や基礎医学の研究者、健康食品・機能性食品の製造・販売に関する有識者などのご指導、ご協力をえて奄美産の農産物を有効に利用する健康食品・機能性食品の開発研究・販売などをサポートするための活動を継続してきました。

このたび皆様のおかげをもちまして、NPOとして広範囲の効果的な活動が可能となりました。

奄美の人たちがこのNPO組織を介して有機的に連携することにより奄美産の価値ある健康食品・機能性食品を多くの方々に提供できます。奄美の人々の他の人を思いやる心を奄美の健康食品・機能性食品の形で多くの人たち伝えることが出来ます。

本法人の活動が奄美の人々の連携を深め、奄美のさらなる活性化の一助になると確信しております。

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