シマアザミについて
シマアザミについて
2013年9月2日発表
当研究会は琉球大学との共同研究により、奄美大島から台湾にかけて分布する植物「シマアザミ」に脂肪の合成を防ぐ働きがあることを発見しました。
これにより肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を防ぐ治療法につながる可能性があり、商品化へ向けて研究を進めています。
また、シマアザミにはポリフェノールが豊富に含まれていることが分かっており、抗がん作用やその他鎮痛作用にも期待がもたれています。
共同研究ではマウスを使った実験を行い、シマアザミの葉の粉末を食べさせた結果、脂肪酸の血中濃度が低下し肝臓の脂質量が減少しました。
これによりシマアザミが脂肪の合成を抑制する働きを持つという結論が得られました。
抗メタボリックシンドロームについての機能性については、当奄美機能性食品開発研究会・琉球大学熱帯性生物圏研究センター・株式会社アミノアップ化学が共同で8月13日に特許の出願を行いました。
シマアザミ
南西諸島から台湾にかけての海岸地帯に多く自生するキク科の多年草。
葉や根は奄美大島北部・喜界島・沖縄県で食用に使われている。